官公庁・地方自治体向け JIS X8341-3(ウェブコンテンツJIS)対応サイト構築支援ソリューション提供でアライド・ブレインズとマイクロソフトが協業

【プレスリリース】 報道関係者各位

2004年10月5日
アライド・ブレインズ株式会社
マイクロソフト株式会社

官公庁・地方自治体向け JIS X8341-3(ウェブコンテンツJIS)対応サイト構築支援ソリューション提供でアライド・ブレインズとマイクロソフトが協業アライド・ブレインズ株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:内田 斉)、マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長:マイケル ローディング)は、日本工業規格JIS X8341-3に対応した官公庁・地方自治体向けサイト構築支援ソリューションの提供を、両社で協力して進めていくことで合意しました。

電子政府・電子自治体の構築にあたっては、高齢者や障害者の方も含めた全ての住民が行政の電子化のメリットを享受できることが重要です。e-Japan計画の進展に伴い、インターネットを介した情報公開や行政サービスの提供窓口として、官公庁・地方自治体のWebページの重要性が急速に高まる一方で、Webコンテンツ アクセシビリティガイドラインがJIS X8341-3として策定され、Webアクセシビリティの向上は、すべての住民が情報に公平にかつすばやくアクセス出来るように、官公庁・地方自治体において早急に対応するべき最重要課題の一つとなっています。

このようなニーズに応えるべく、今般、アライド・ブレインズとマイクロソフトは、JIS X8341-3に対応した官公庁・地方自治体向けサイト構築支援ソリューションの提供を協力して進めていくことで合意しました。具体的には、官公庁・地方自治体のWebサイトのアクセシビリティへの対応を支援し、広く公平に情報提供を行う手段を提供するために、アライド・ブレインズのWebアクセシビリティ テンプレート集「A-COMPASS」を、Webコンテンツ管理システムとして豊富な実績を持つマイクロソフトのMicrosoft(R) Content Management Server向けに移植し、11月より評価キットとして無償提供を開始します。また、これに先立ち、10月7日、8日の両日池袋サンシャインシティで開催の「地方自治情報化推進フェア2004」にて、Webアクセシビリティに対応した住民向けポータルの構築方法を解説する共同プレゼンテーションを実施し、両社が協力して取り組んでいく事業分野についてご説明する予定です。

今後は、日本工業規格JIS X8341-3の策定に参加したアライドブレインズ社のノウハウと、JISの元となったW3Cの制定に参加したマイクロソフトコーポレーションのノウハウをベースに、官公庁地方自治体向けWebサイトの構築支援に関するコンサルテーション、ならびに実際のサイト構築・運営を支える製品提供、セミナー・イベント等のマーケティング・営業活動を共同で展開していきます。

JIS X8341-3とは

2004年6月20日に制定されたウェブコンテンツに関する日本工業規格(JIS規格)。
ウェブコンテンツを高齢者や障害者を含めた多様な人々が利用できるように、提供者や開発者が配慮すべきアクセシビリティの原則が示された規格です。制定以後、多くの公的機関(官公庁や全国の地方公共団体など)、民間企業などにおいて、このJISX8341-3対応の取組みが始まっています。
正式名称は、JIS X8341-3:2004『高齢者・障害者等配慮設計指針−情報機器における機器,ソフトウエア及びサービス−第三部:ウェブコンテンツ』。規格制定の背景や内容の詳細については、A.A.O.のウェブコンテンツJIS解説(http://www.aao.ne.jp/accessibility/jis/)をご参照ください。なお規格の原文は、財団法人日本規格協会より提供されています。

アライド・ブレインズ株式会社について

社会におけるIT活用の推進を中心テーマとして活動しているリサーチ&コンサルティングファームで高齢者・障害者のIT 利用/ネット利用は当社業務の主要テーマのひとつです。ウェブアクセシビリティ分野においては、総務省実証実験(2001、2002年度)の事務局を担当したほか、コンサルティング、セミナー開催など官公庁・民間企業の多くのプロジェクトを担当しております。

また今年6月20日に策定されたのJIS X8341-3の規格検討WGにも社員(安藤昌也)が委員として参加しています。
現在は、WebアクセシビリティJISの対応にむけた支援サービス、「A-COMPASS」を始めとした各種支援ツールを提供し、またウェブアクセシビリティに関する情報提供と実践支援サービスの総合サイト「A.A.O. (Allied-Brains Accessibility Online)」(2003年11 月20日開設)を提供しています。
詳しくは、アライド・ブレインズ株式会社 ホームページ(URL: http://www.a-brain.com/)をご参照ください。

「A-COMPASS」について

A-COMPASSは、JIS規格対応をめざす「企業や自治体の担当者」や、「制作・開発会社」、「クリエイター」へ、バリアフリーなウェブサイトの「ひな型」、「制作素材」、「制作支援情報」を提供します。

CD-ROMに収録された豊富なサンプル・コンテンツ群(16サイト、約160ページ、約250パーツ)を活用することでアクセシブルなWebページ製作を行なうことができます。また、各サンプルに盛り込まれているアクセシビリティ上の工夫や技法、収録サンプルをテンプレートとして活用するためのカスタマイズ手順などを説明する詳細な解説書を添付します。

A-COMPASSを活用することで、効率的に低コストで、高品質かつバリアフリーなウェブサイトを実現することが可能になります。 A-COMPASSに関する情報はA-COMPASS情報ページ(URL:http://www.aao.ne.jp/ac/)をご参照ください。

Microsoft(R) Content Management Server 2002について

近年、Webサイトの重要性が高まる中、日々増加していくコンテンツの管理・運営は大きな問題としてクローズアップされています。Microsoft(R) Content Management Server2002は、この肥大化していくWebコンテンツの作成、公開、更新にかかる一連の作業の効率化や、リンク管理等の自動化、さらに携帯電話を含む複数のデバイスに情報発信を可能にするWebアプリケーション開発プラットフォームです。
Microsoft Content Management Server 2002を活用することにより、企業・政府公共関係機関や組織における Web サイトの運用、管理に関するコストを大幅に削減し、競争力の高い効果的な Web サイト運営を実現することが可能となります。

本プレスリリースに関するお問い合わせ

アライド・ブレインズ株式会社(担当:太田、大久保)
Tel:03-3261-7431 e-mail:office@aao.ne.jp
マイクロソフト株式会社 広報グループ 石井
Tel:03-4523-3210 e-mail:mskkpr@microsoft.com